薬を扱う薬局の変化に連動して、薬剤師の就職戦線も大きく変わります

日本においては、薬は厚生省の管轄下において厳格に管理されて、製造から販売まで一律に進められてきました。その状況は、今も昔も変わっていませんが、販売の形態がこの10年から15年、少しずつですが変わって来ています。

薬は、薬屋さんに行って、カウンターの奥にいるおじさんと話しをして、よく効きそうなものを教えてもらって手に入れるというのが普通の形でした。でも、今は違います。これらの昔の形のままの取り扱いをしている薬局と、家電の量販店のように?広いフロアに、化粧品、飲料水、菓子、スナック菓子等と一緒に薬が並べられていて、お客が欲しいものをその中からチョイスしてカウンタ-にて他の生活日常品と一緒に生産するという形のドラッグストアに二分化されてきています。

むろん、薬事法で一般用医薬品(いっぱんよういやくひん)と位置づけされている薬ばかりですが、薬を扱う薬局という言葉のイメ-ジが少し変わってしまいました。

そういうながれにあるものの、医師に診察を受けてその際に出される処方箋をもって薬局に訪ねてくる患者さんは、依然として一定の割合で存在します。その人たちはドラッグストアには訪ねていかず、処方箋薬局を訪ねるようになってきています。薬局と名前が付けば薬剤師がいて、どんな薬でも処方して利用者に渡すのが仕事なのですが、そうもいっられないのが現状ではあります。

ドラッグストアにも、最低数の薬剤師が店に詰めて居るはずですが、どんどん入店してくるお客さんの対応に追われていて、時間のかかる処方箋対応が出来ない場合があるので、処方箋薬局という特異な薬局が大きな病院の横には必ずあります。

薬局の形態の変化により、大学で6年間、薬について学んできた薬学部卒の就職状況にも大きな変化が起きてきています。医師の次に、医療に関して学んできて、薬に関しては医師よりも深く学んできた薬学部卒業生達にとって、ドラッグストア勤務の薬剤師の仕事というのは、特殊な存在になっています。大学病院の薬剤部門、調剤薬局等の大学時代に学んできたことを仕事に行かせる部署は、競争率が高く、なかなか入り込むことは難しいです。

一方ドラッグストアの薬剤師の方は、競争率は高くなく、いつもどこは募集をかけています。簡単に言うと、薬剤師資格があれば明日にでもドラッグストア勤務の薬剤師にはなれるのです。ただし、その業務内容が菓子、化粧品、日常品を購入しに来た一般客のレジ打ちとなることが多いことと、給料が安いので、途中半ばで転職してしまう場合が多いのも事実です。

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